お騒がせ横綱がブチギレた。大相撲の横綱・朝青龍(27=高砂部屋)が11日、東京・墨田区の春日野部屋に出向いて、幕内・栃乃洋(33)らと14番の申し合いを行った。所属する高砂部屋は前日10日に友綱部屋から門前払いされたばかり。友綱親方(55=元関脇・魁輝)の言い分を知った朝青龍は“だったら行かないよ”と逆ギレ。初場所(08年1月13日初日、両国国技館)に向けて稽古を続けている最強横綱だが、逆ギレにはまたも周囲から物言いがつきそうだ。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071212-00000035-spn-spo
事の真相を知った瞬間、温和だった朝青龍が瞬間湯沸かし器へと変ぼうしていった。「だったら(友綱部屋に)行かないよ。他にも部屋があるからな。そう書いておけ!」。これまで数々の暴言を吐いてきたが、久々に「朝青龍節」がさく裂した。
朝青龍は友綱部屋から断られた理由を、マスコミが殺到するためと聞かされ、そう解釈していた。だが、実情は違っていた。前日10日に友綱親方が「高砂部屋との稽古に対する考え方の違い」と「朝青龍の荒々しい稽古」が理由と公言。この日の朝食終了後に友綱親方の「言い分」を聞かされると、怒りの矛先はそのまま友綱親方へと向けられた。
朝青龍の発言を聞いた友綱親方は冷静に反論した。「横綱がどうかというより、高砂がどう考えるか。自分と高砂の仲だから(厳しく)言っただけ。横綱が来たって誰と稽古するんだ?魁皇は無理だし、若い衆だったら自分の部屋でやればいいだろう」。ところが朝青龍は逆ギレし、師匠の高砂親方(元大関・朝潮)に至っては「向こうが嫌だと言うなら仕方ないだろう。特に話し合いもしていない」と歩み寄る気配を示さず、新たな騒動に発展する可能性すら出てきた。
朝青龍は、この日午前8時55分に高砂部屋の稽古場に姿を見せると、カメラマンを閉め出すなどピリピリムード。すると25分間体を動かしただけで、急きょ部屋から飛び出し、車に乗り込んだ。向かった先は両国の春日野部屋。関取4人を抱える名門部屋をアポなしで訪れ、そのまま幕内・栃乃洋、春日錦、十両・栃乃花と14番の申し合い。まだ手探り状態とはいえ、全勝と貫録を示し「きのうよりだいぶいい。少しずつ踏ん張りも利くようになってきた」と笑みを浮かべた。突然の来襲を受けた春日野親方(元関脇・栃乃和歌)も「きょうの感じなら全然構わない。少しぐらいぶつけられてもいいぐらい」と歓迎した。
とはいえ、横綱らしからぬ情緒不安定さはやはり気に掛かる。11月30日の再来日後、連日、改心した姿を見せていたが、早くも“らしさ”爆発。稽古後は「(出稽古は)こういう形で流れていくだろう。いつものことだし、当たり前」と何事もなかったように話したが、品格を問われかねないブチギレ発言で、またも非難を浴びることは必至だ。初場所まであと1カ月。ドタバタ続きの朝青龍劇場はまだプロローグにすぎない。
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